アレルギーとは?
私たちの体には異物(ばい菌やウイルス、食べ物、花粉、ほこりなど自己ではないもの)を排除するとても正確精密なシステムが備わっています。これを「免疫」と言います。主にばい菌やウイルスといった病原体から体を守ってくれる働きをします。
食べ物も異物ですので本来であれば体に入ってきたら免疫反応が起こらなくてはいけません。しかし皆さんも経験からご存知のように、たいていの人は食べ物を食べても何も起こりません。
食べ物は本来体にとっていいものなので、排除せずに受け入れようと体が判断したのです。
このような大変都合のいい反応を「寛容(免疫寛容)」と言います。
食べ物と同じように、体にとって害を与えないものに関しては寛容を示すことが多いです。
ところが中には体に害を与えないにも関わらず、寛容が十分に働かず過剰な免疫反応が起きて、様々な症状を呈することがあります。
これがアレルギー反応と呼ばれるもので、じんましんや湿疹、咳、ゼーゼー、腹痛、嘔吐、下痢など色々な症状がみられます。